【あらすじ紹介】藍を継ぐ海/伊与原新

感想
管理人:雪道
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直木賞を受賞したことで注目を集めている短編小説「藍を継ぐ海」。実は作者の伊与原新さんは、2021年にも八月の銀の雪という短編小説で直木賞候補になっている期待の作家さんなんです。

2024年下半期、第172回直木賞受賞作となった藍を継ぐ海。

「気になるけど、どんな内容なんだろう?」

「はじめて知った作家さんだから、どんな作風か知りたい!」

と気になる方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、伊与原新さんの大ファンでもある雨の日書庫の管理人が、あらすじから魅力まで徹底解説していきます。

藍を継ぐ海:あらすじ

藍を継ぐ海は、科学をテーマにした全五編の短編集です。

「夢化けの島」
 萩焼を作るための伝説の土を探す男
「狼犬ダイアリー」
 生き方に迷い、移住先の奈良の山奥でオオカミに出会った女性
「祈りの欠片」
 原爆に向き合った男の歴史を守るため、長崎の空き家の謎に挑む公務員
「星隕つ駅逓」
 定年を迎えた父親のため、隕石の落下場所を誤魔化そうとする妊婦
「藍を継ぐ海」
 いなくなった姉のため、ウミガメの卵を孵化させようと努力する女の子

自分ではどうしようもない悩みを抱えている人物たちが、科学の知識に触れることでまた前を向いていける。

そんな短編が描かれている作品です。

こんな人におすすめ!

優しくて元気がもらえる作品に触れたい
科学のロマンを感じてみたい!
読みやすい短編小説を探している

藍を継ぐ海:魅力の紹介

藍を継ぐ海の魅力は、科学のロマンと心暖まるヒューマンドラマが織り交ぜられているところです。

科学!と聞くと身構えてしまう方が多いのではないでしょうか?

実は管理人もそのうちの一人…。

難しい話が描かれていて、最後まで読みきれなかったらどうしよう?と不安を感じてしまいますよね。

しかし、伊与原新さんの描く科学の世界は難しい世界ではありません。

科学の知識がなくても、理解ができなくても「科学にちょっと触れるだけで悩みの抱え方を変えることができるんだよ」と教えてくれるような物語が詰まっているんです。

藍を継ぐ海の登場人物たちは、それぞれ悩みを抱えながら生きています。

物語の始まりと終わりで環境が変わるわけでもありません。

でも、科学の知識に少し触れるだけで「自分の悩みってこんな風に折り合いをつければいいのかも」と視点を変えるきっかけに出会っていくんです。

悩みが解決するわけでも、なくなるわけでもないんですよね。

それでも少し前を向いて歩いていけるようになる。

読後には、読者も自然と同じ気持ちになることができる魅力的な短編集なんです。

今、悩みを抱えている方や傷ついている方にこそ読んでほしい短編集ですね。

管理人:雪道
管理人:雪道

伊与原新さんの作品は落ち込んでいるときに必ず読み返してしまいます。短編ということもあって、短い時間でも気持ちを前向きにしてくれる点も魅力のひとつだと思います!

藍を継ぐ海:伊与原新さんの魅力

藍を継ぐ海の作家である伊与原新さん。

実は元研究職の方なんです。

地球惑星科学を専攻されており、富山大学の助教に勤められていました。

だから、伊与原新さんの作品から感じる科学への情熱やロマンには強い説得力があるんですね。

デビュー作は「お台場アイランドベイビー」なのですが、意外にもガチガチのミステリ作品で、横溝正史ミステリ大賞を受賞。

その後、少しずつ科学を取り入れた作品を発表されながら、科学のロマンと暖かいヒューマンドラマを織り交ぜた作風へ変化されたように感じます。

他にも話題となった作品としては、

・月まで三キロ 第38回新田次郎文学賞受賞
・八月の銀の雪 第164回直木賞候補
・宙わたる教室 NHKにて実写ドラマ化

などが挙げられますね。

管理人は「月まで三キロ」を手に取ったことが伊与原新さんとの出会いだったのですが、読書が人生の支えになると実感できた初めての作家さんでした。

短編小説以外にも、

・オオルリ流星群
・ブルーネス
・磁極反転の日
・コンタミ 化学汚染

など、長編の青春小説やパニック小説も描かれていて、どの作品も科学をテーマに驚きや切なさ、感動を味わうことができておすすめです。

管理人:雪道
管理人:雪道

藍を継ぐ海を読んでみて、面白い!と感じた方はぜひ他作品も手に取ってみてください!特に短編小説はおすすめ!科学のロマンと暖かいヒューマンドラマ。何度も読み返したくなるような魅力的な作品が揃っています。

藍を継ぐ海:あらすじまとめ

直木賞候補になったことで、改めて注目が集まっている「藍を継ぐ海」。

「どんな内容か気になるな…」

「買ってから後悔したくないかも」

など、内容が気になっている方に参考にしていただけるよう、あらすじから魅力までご紹介させていただきました。

今回の記事をきっかけに、少しでも藍を継ぐ海に興味が湧いた方はぜひ手に取ってみてください。

雨の日書庫の管理人としては、月まで三キロも特におすすめ!

きっと今後の読書生活だけではなく、悩んでいるときや傷ついたときに支えとなってくれる作家さんとの出会いになると思います!

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