
SF小説チャレンジ第3弾!今回は不朽の名作と名高い作品をご紹介していきます。
企画の詳細はこちらの記事をご覧ください。
作品名:アルジャーノンに花束を
こんな人にオススメ!
不朽のSF小説に興味がある!
感動できる作品を読みたい
宇宙や未来社会とは違うSFを描いた小説に触れたい
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あらすじ

チャーリイ・ゴードン。
知的障がいを抱えながら、叔父の営むパン屋を手伝って暮らす32歳。
彼は“かしこくなる”ことに対して、強い憧れを抱いていました。
「いつか周りの人たちと同じようにお喋りして、幸せになりたい。」
そんな子どものような純粋な心をもって日々を暮らしていた彼のもとに、人生の転機が訪れます。
大学の先生からの「頭がよくなる手術を受けてみないか」という誘いの声。
喜んで誘いを受けた彼は、白ネズミのアルジャーノンと競争しながら検査を受けていくことになります。
みるみるうちに知能が向上し、天才となった彼はどんな幸せをみつけることができるのでしょう。
幸せに必要なのは知能か、優しさか。
全世界で読み継がれている、ダニエル・キイスの不朽のSF小説です。
ストーリー:★★★★★

知的障がいを抱えたチャーリイ・ゴードンの一生を描いた物語。
手術を受けた彼の手記という形式で物語が進んでいきます。
はじめは文法も「てにをは」も無茶苦茶で、支離滅裂にもみえる文章なんですよね。
でも手術を受けてから日を追うごとに文章に知性が宿り、自身が置かれている状況を的確に記していくようになるんです。
読者は、チャーリイの描く文章の変化によって、彼と周囲の人たちの変化についても知っていくこととなります。
・賢くなれば、自分を認めてくれると信じていた家族との関係
・仲が良いと思っていた仲間たちとのやりとり
・手に入れば幸せになると思っていた知能の真実
手に入れた知能が突き付けてくるのは、どれも思い描いたものとは違った現実。
理想と現実との乖離に心を消耗していくチャーリイの姿に、胸が痛みながら読み進めていくことになるんです。
物語後半ではそんな彼にさらなる困難がふりかかることになり…。
最後の一文に作者の伝えたかった「幸せに必要なもとのはなにか」が込められていると思いました。
読みやすさ:★★★★☆

チャーリイの知能に合わせて文章が変わっていく様子は、読んでいて驚かされます。
斬新な表現の仕方なのに、他のどんな方法よりもチャーリイの置かれている状況が理解できる表現となっているのではないでしょうか。
はじめは支離滅裂な文章なだけに、読みにくいと感じる人はいるかもしれません。
ですが、その拙さがこの作品の愛しさが詰まっている部分だと思って読み進めてほしいと思います。
最後まで読んだとき、きっと物語冒頭の文章の拙さが大切なものに変わってみえるはずです。
まとめ

さて、今回はSF小説チャレンジの3回目として「アルジャーノンに花束を」をテーマに記事を書かせていただきました。
この作品は個人的に「名前は聞いたことあるけど内容は知らない小説」としても有名なSF小説ではないかと思います。
しかし、逆に言うとそれだけ世界に広まっている不朽の名作ということなんですよね。
SF小説のなかでも、近未来や宇宙といった題材と比べて身近な知能向上といものがテーマになっている本作。
はじめは内容が想像できなくて、私は手が伸びるまで時間がかかった作品なのですが「もっと早く読んでいればよかった」と本当に後悔しています。
宇宙や近未来ではなくても、こんなにも心を揺さぶって記憶にも残るSF小説があるんだと感動しました。
SFというジャンルにはあまり興味がない方にも、最高峰のヒューマンドラマとしてオススメしたい作品です!



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