
読書をはじめたい!と思っても、自分に合った小説や面白い小説の選び方って難しいですよね。
「買ってみたけど最後まで読めずに挫折した…」
「面白い小説の選び方なんてわからない!」
など、苦い経験や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
最初の小説選びの失敗は、読書を遠ざけてしまう原因です。

そこで、今回は私の体験談とともに、読書初心者の方でも物語に没頭できる小説の選び方をご紹介していきます。
自分だけの世界に没頭できる読書の魅力は、きっと日々の生活の原動力にもなるはずです。
自分に合った小説の選び方を見つけて、読書が趣味として楽しめるような生活を手に入れましょう。
小説を選ぶときに大切なこと

小説を選ぶとき、私が大切にしていることはどれだけ物語に没頭できそうか、ということです。
一般的な文庫本の一冊の文字数は、10~15万字とされています。
この膨大な文字数を読もうとすると、序盤で飽きてしまっては到底読み切れないことがわかりますよね。
そのため、「どれだけ文字数なんて気にならないくらい物語に没頭できるか」ということが大切になってきます。
ポイントは、自分の好みを知ることです。

今までどんな映画が好きだったか、どんな漫画が好きだったか、そこに自分が没頭できるヒントが隠されています。
小説の選び方7選

それでは、具体的な小説の選び方をご紹介していきます。
7つの方法に分けてお伝えしていきますので、
「これなら良い小説がみつかりそう!」
「この選び方なら没頭できるかも」
という方法がありましたら、ぜひ試してみてください。
小説の選び方①ジャンルで選ぶ
一番わかりやすい方法かなと思います。
小説のジャンルを集めてみました。
- ミステリー小説
- SF小説
- ファンタジー小説
- 恋愛小説
- 青春小説
- ホラー小説
- 純文学
- 時代/歴史小説
この中でもミステリー小説はさらに細かく分けられ、幅の広いジャンルですね。
(イヤミス、サスペンス、コンゲーム、日常の謎など)
パッと見たなかで、気になるジャンルは見つかったでしょうか?

小説の内容なんて想像つかないよ!という方は、ご自身の好きな映画や漫画がどのジャンルに当てはまるか考えてみてください。
恋愛ドラマや青春ドラマがお好きな方は、そのまま恋愛小説や青春小説を読んでみても、スムーズに物語に没頭することができるでしょう。
私の場合はざっくりと考えた時に、
・人の心の傷を描いた作品
・どんでん返しが楽しめる作品
・近未来を描いた作品
・心暖まるような落ち着いた作品
などが好きだったので、自然とミステリーと青春が混ざったような小説や、SF小説を中心に読書に没頭していくことができました。

同じミステリーのなかでも、人が残酷な目にあう本格ミステリーやイヤミスは苦手で読めませんでした。反対に、日常生活のなかの謎解きや人間ドラマを楽しむ日常の謎なんかは肌に合っていて没頭しやすかったですね。
このように、自分の好みを思い浮かべながら小説を選んでみると、意外と簡単に物語に没頭できる小説と出会うことができるかもしれません。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
凍りのくじら (講談社文庫) [ 辻村 深月 ]
10~20代の未成熟な若者の繊細な心理描写がとてつもなく上手い、辻村深月さんの作品。
小説の選び方②短編小説から選ぶ
いきなり長編小説から手に取って、最後まで読めずに読書が苦手になってはいませんか?
「活字が苦手…でも小説は読んでみたい!」
「長い文章を読み切る自信がない…」
といった方には、短編小説が特におすすめです。

一般的な短編小説の文字数は1~4万文字とされており、長編小説と比べてもはるかに読みやすいですね。
「なんとく気になるけど、読み切れなかったらどうしよう…」という不安も、短編小説であれば手を伸ばしやすく感じる方も多いのではないでしょうか?
基本的にどのジャンルの小説でも短編小説はありますので、読書のハードルを高く感じてしまっている方は、ぜひ短編小説から手に取ってみてください。
短い物語だからこそ、その作家の個性が溢れていて、読書に慣れている方でも満足できるでしょう。

私自身、全く読んだことのない作家さんにチャレンジするとき、短編集があるとつい手に取ってしまいます。短編じゃ物足りない!と思えた作家さんは、自分が没頭できている証拠だと思います。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
月まで三キロ [ 伊与原 新 ]
科学が心の傷を癒す、心暖まる優しい物語が詰まった伊与原新さんの短編集。
小説の選び方③同性作家から選ぶ
作家さんが男性か女性か、小説を選ぶなかで、これも意外と大切な条件になってきます。
男性と女性で感じる繊細な心理描写の違いは、共感できるかできないかを大きく左右することがあるのです。
私が一番初めに没頭した作家さんである、辻村深月さん。
若者の代弁者であると同時に、女性を取り巻く環境やリアルな悩みを丁寧に描き上げる作家さんです。
辻村さんの作品はほとんど読み漁った私ですが、「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」だけは最後まで没頭しきれずに読んだ記憶があります。
とても面白かったんです。
心を蝕む他人の目が、自分自身を責める焦りというものが、切実に描かれていて胸が苦しくなったんです。
しかし、女性の妊娠や出産、まわりと自分を比較して焦る女性の気持ちというものが、男である私には本当に心から共感するということは難しいものでした。

同性だからこそ共感できる心理描写というものは、確かにあります。
読書に慣れていれば面白く読める作品でも、初めは“共感できない気持ち”が没頭の邪魔になってしまうこともあるでしょう。
私は「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」も十分に感動できる作品だと感じましたが、読書に慣れていないうちは、同性の作家を基準にしてみてもいいかもしれません。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
流星ワゴン (講談社文庫) [ 重松 清 ]
ドラマ化もした重松清さんの人気小説。一人の男の人生をなぞっていく物語。
小説の選び方④受賞作品から選ぶ
賞を受賞した作品であれば、その小説の面白さは保証されているようなものです。
毎年、芥川賞や直木賞の発表があり、読書に興味がなくても耳にしたことがある方も多いはず。
しかし、この文学賞ですが、それぞれの賞に特色があるのはご存知でしょうか?
- 芥川賞…純文学を対象にした賞
- 直木賞…大衆文学を対象にした賞
- 三島賞…新鋭の作品を対象にした賞
など、有名どころだけでも、実はまったく特色が違うのです。
おすすめは、親しみやすく共感しやすい大衆文学を対象にした、直木賞を受賞した作品。
もちろん読書初心者の方でも、芥川賞の作品から小説が好きになった!という方もいらっしゃるかもしれませんが、純文学はある程度読書に慣れていないと難しいのです。

文章に込められた気持ちの機微や、作家の人間性を感じることができると、純文学は奥深い味わいを感じることができるので、読書に慣れてきた段階でチャレンジしてみてもいいかもしれません。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
熱源 [ 川越 宗一 ]
歴史小説を得意とする川越宗一さんの作品。タイトル通り、読者の心に熱を残す小説です。
小説の選び方⑤映像化作品から選ぶ
最近では小説が原作の映画やドラマも多いですよね。
「あの映画面白かったなぁ」
「このドラマの続きが気になる!」
という作品がある方は、原作を調べてみてもいいかもしれません。

もし原作が小説であれば絶好のチャンスです!一度没頭した世界に、また違った楽しみ方から没頭することができます。思い切って手に取ってみてください。
基本的に、映像化した作品の多くは、時間の関係から原作の内容が省かれていることが多いです。
映画やドラマで楽しむことができた作品であれば、小説でもっとその作品の奥深くに没頭することができます。
そして、「意外と小説のほうが面白いじゃん!」という感覚が、自分を読書家に近づけるきっかけになったりするんですよね。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
青空の卵 (創元推理文庫) [ 坂木司 ]
引きこもりの名探偵が日常の謎に挑む。雑談のような謎解きの掛け合いが、とても居心地が良い坂木司さんの作品。
小説の選び方⑥表紙で選ぶ
小説の表紙ってシンプルなものもあれば、凝ったデザインのものもあって意外と幅広いんです。
パッと見でわかりやすいですし、なんとなく好みに近いかどうか判断しやすいですよね。
最近では漫画やアニメ調で描かれている小説の表紙も多く、手に取りやすいデザインも増えてきています。

表紙が気に入った小説は、一度買ってしまえば、つい家でもちょこちょこ手に取ってしまうため放置しにくいです。そのまま最後まで読み切ることができれば、読書に自信がついて良いですよね。
また、自分の本棚が好きな表紙の小説で埋まっていく光景を見ていると、ちょっとした満足感に満たされます。
表紙がきっかけだとしても、物語を読みはじめることができれば、あとは自然と結末までのストーリーがあなたを没頭させてくれるはずです。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
八月の銀の雪 [ 伊与原 新 ]
こちらも伊与原新さんの作品です。表紙の綺麗さと短編集ということに惹かれて購入しました。内容も読みやすく、間違いない面白さでした。
小説の選び方⑦作家で選ぶ
最後にご紹介したいのが、作家さんで選ぶ小説の選び方です。
「え?作家のことがわからないから困ってるのに!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は身近な作品で小説の作家さんが活躍していることもあるのです。

小説が原作ではなくても、脚本という形で作家さんが参加していることがあります。もし、映画やドラマのストーリーが魅力的に感じた方は、脚本家を調べてみてもいいかもしれません。
2019年に公開された「ドラえもん のび太の月面探査記」では、私の大好きな辻村深月さんが脚本を担当されていました。
この作品をきっかけに、辻村深月さんのファンになった方もたくさんいらっしゃるそうです。
自分の好きな作品のストーリーを脚本した作家さんであれば、自分が没頭できる物語の小説を描いてくれているかもしれませんよね。
気になる作品のある方は、ぜひ調べてみてください。
この方法で実際に管理人が選んだ小説
小説映画ドラえもんのび太の月面探査記/藤子・F・不二雄/辻村深月【1000円以上送料無料】
脚本で参加した辻村深月さんが、自身が担当したドラえもんの映画をノベライズしています。
自分に合った小説に出会って読書の世界にのめり込もう!

小説を読んでみたいけど、なんとなく難しそうに感じてる方は多いと思います。
実際に一歩踏み出してみて、苦い経験をしてしまった方も少なくないでしょう。
しかし、そのような方の多くが「なんとなく選んだ小説が自分に合わなかった」だけなのではないでしょうか。
あらためて自分の好みと向き合って、小説を選ぶことができれば、必ず大好きになれる作品が見つかるはずです。
物語に没頭できる小説を見つけて、日々の原動力となるような読書生活を手に入れていきましょう。

雨の日書庫では、読書初心者の方でも楽しんでいただけるような記事を書いています。今後はこういった読書に役立つ記事も書いていきたいと思いますので、興味のある方はぜひ他の記事も参考にしてみてください。



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