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作品名:夏への扉
こんな人にオススメ!
タイムトラベルにワクワクしたい!
ヒューマンドラマも楽しみたい
読みやすい古典SF小説を探している
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あらすじ

冬になると、飼い猫のピートは夏への扉を探しはじめます。
いつも自分が納得するまで、部屋中の扉を開けるために飼い主のダンを連れまわすのです。
呆れながらも、気ままな飼い猫に付き合ってあげる毎日。
しかし、そんな穏やかな日々は長続きしませんでした。
唐突な恋人と親友の裏切り。
すべてを失って、大切な人に別れも告げられないまま、無理やりコールドスリープで未来へ送り出されてしまうダン。
踏んだり蹴ったりの不運な男の人生はどうなってしまうのでしょうか。
誰もが一度は夢見たタイムトラベルで、人生は取り戻せるのか。
どこかにあるかもしれない、夏への扉を探しまわるハインラインの傑作SF小説。
読みやすさ:★★★★★

古典SF小説なのに、読みやすい!
私が最初に「夏への扉」を読んだときの感想がそうでした。
それまでにチャレンジしていたSF小説、特に古典小説って難しくて挫折してしまった経験があったんですよね。
「昔の作品って、やっぱり今読むと面白くないのかな」と勘違いしていた時期もありました。
しかし、そんな間違った感想をひっくり返してくれたのがこの作品「夏への扉」。
専門用語が多くてついていけないシーンも少ないし、古典小説ならではの馴染みのない言い回しや表現に引っかかることも少ない。
ストーリーに集中して読みやすい語り口になっているんですよね。
同じ古典SF小説として有名な「星を継ぐもの」や「幼年期の終り」などと比べると、科学知識の詰め込みや独特の世界観の描きこみよりも、普遍的なヒューマンドラマに重きを置いているように感じました。
また、一人称視点で物語が進んでいくことも読みやすさのスパイスになっていると思います。
一人称視点の良いところは、登場人物の考えていることやリアクションがわかりやすいところ。
読んでいくうちに、不運だけどユーモアがあって愛着が湧くダンのキャラクターに惹きこまれていくんですよね。
ダンの考えていることを覗き見させてもらいながら、一緒にトラブルとハプニングの連続を経験しているような感覚があって、それがさらに読みやすさに繋がっていたのかなと思います。

2021年に日本で実写映画化もされたほどの不朽の名作。古典に限らず、SF小説の入門としてもうってつけの作品ではないでしょうか!
ストーリー:★★★★☆

ストーリーは王道のタイムトラベルもの。
のちの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などのタイムトラベルを扱った作品に大きな影響を与えたといわれています。
いわばタイムトラベルものというジャンルの金字塔ともいえる作品ですね。
過去と未来を行ったり来たりして、歴史や自分の人生にどんでん返しを巻き起こす。
シンプルだけど、タイムトラベルの醍醐味と呼べるものが詰まっている作品でしょう。
新鮮な驚きや刺激はないかもしれないが、展開が読めていてもワクワクして読んでしまうようなストーリー展開。
さすが長く読まれ続けている作品だと納得できる一冊だと思います。
さらに、ダンのハチャメチャな人生に目が向きがちですが、未来社会の科学技術の発達ぶりが面白おかしく描かれているところも見逃せません!
実は「夏への扉」が描かれたのは1956年であり、本作で未来として描かれているのはなんと西暦2000年の世界なんですよね。
現実がSF小説の世界を飛び越えてしまっていることにもびっくり。
ハインラインの思い描いた未来と、現実の今との違いや共通点を探してみるのも面白くてオススメです。

わがままを言うなら、もっとピートの出番が多くてもよかったと思います…。ダンとピートのやりとりをもっと味わいたかった!
まとめ

SF小説にチャレンジするとき、「やっぱり古典から読みはじめたほうがいいのかな?」と考える方も多いのではないでしょうか。
その方がアイデアや設定などが作り上げられてきた歴史を知れて、今の作品がもっと楽しめたりすることもありますよね。
しかし、古典SF小説は読みにくさや難しさで挫折しやすいことも確かです。
管理人と同じように「気軽に手に取ってみたけど、なんだこれは…」という経験をした方もいらっしゃることでしょう。
今回の記事で紹介した「夏への扉」はそんな悩みを吹き飛ばしてくれるSF小説だと思います。
現代でも通用するほどの、シンプルで王道なワクワクできる空想の世界。
読みやすい古典SF小説を探している方に、自信をもってオススメできる作品です!

管理人は、次のハインライン作品として「月は無慈悲な夜の女王」にチャレンジしようか悩み中です。分厚いんですよね…ページ数が。読んだことあるよ!という方はぜひ感想など教えてください!


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