
SF小説チャレンジ第8弾は「星を継ぐもの」!ハードSFとして不朽の名作と呼ばれる本作にチャレンジしてみました!企画の詳細はこちらの記事をご覧ください。
作品名:星を継ぐもの
月面で発見されたのはーー5万年以上前の死体。
現生人類のものではない、けれども人類によく似たその死体の正体とはーー。
“チャーリー”と名付けられた彼の由来を巡り、世界中の科学者たちが熱論を交わしていくことになります。
どこから来たのか?どうやって来たのか?どうして月面で亡くなったのか?
様々な議論が交錯するなか、物理学者である“ヴィクター・ハント”は、尽きぬ謎を紐解くべく現地に向かうことに。
そこで明らかになっていくのは、予想をはるかに上回る真実でした。
SF小説の巨匠、ジェームズ・P・ホーガンが描く、本格ハードSF小説です。
こんな人におすすめ!
有名なSF小説を読んでみたい!という方
SF小説で科学的な議論を読むのが好きな方
スケールの大きい物語にワクワクしたい方
SF小説チャレンジ←他のSF小説紹介記事はコチラから!
ストーリー:★★★★★

物語はハードSFの王道。
発見と議論、トライ&エラーの繰り返しによって、少しずつ真相に近づいていきます。
突飛な発想や憶測に頼ることなく、徹底的に現実に即したアプローチで謎を解き明かしていく科学者たち。
彼らの熱意と執念に満ちた描写には、、理性のロマンとでも言いたくなるような魅力があります。
新しい発見があって、仮説が進んで、また新しい発見があって、仮説が覆される。
その連鎖のひとつひとつに、ドキドキもワクワクも詰まっています。
どこまでも現実的だからこそ、ファンタジーとは違った、「現実的にあり得るかも?」というSFならではの地続き感を楽しめるのが本作の魅力といえるのではないでしょうか。

本当にありそうな未来が見たい!ワクワクできるロマンに没頭したい!という方は、ぜひ『星を継ぐもの』を手に取ってみてください。
読みやすさ:★★☆☆☆

『星を継ぐ者』はハードSF小説ゆえに科学議論、専門用語のオンパレードです。
そのため、「読みやすさ」という点では初心者向きではないかもしれません。
ですが、それを補って余りある魅力があるのもまた事実。
宇宙進出が現実となっている近未来、正体不明の月面の死体、少しずつ明らかになっていく真実のスケールの大きさ。
そんな、SFでしか味わうことのできないワクワクが『星を継ぐもの』には確かに詰まっています。
読みにくい=面白くない、というわけではないんですよね。
途中で挫折しそうになりながらも、最後まで読んだ時の達成感、満足感はハードSF小説ならではだと思います。
「少し読書にも慣れてきたし、もっとSF小説の深みにハマってみたいかも…」という方にはうってつけの作品ではないでしょうか。

個人的には、“ヴィクター・ハント”の破天荒な科学者ぶりにも惹かれました。主人公が魅力的なので、多少難しくても引っ張ってもらえた気がします。
まとめ

今回のSF小説チャレンジでは『星を継ぐもの』についてまとめてみました。
SF小説のなかでも、古典作品を読むならまずはコレ、と名前が挙がる作品ですね。
月面で死体が発見されるーーそれも5万年以上前の。
という設定だけでもワクワクしてしまうのはSF好きの性なのでしょうか。
恋愛やバトル要素がないにも関わらず、「なんでそんなことが起きたの?」を追求していくだけでこれほど読み応えがある作品はなかなかないと思います。
「ハード」、「本格」と名がつくと身構えてしまう方も多いかもしれませんが、少しでもSFにワクワクできる方なら手に取ってみてください。
シリーズ物でもありますので、もしハマることができれば、きっと魅力的なSFの世界に没頭できるでしょう!


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